研究委員会の活動内容
下記研究・調査を実施。
1)大問題プロジェクト研究部会 (主査: 大髙浩)
社会経済活動に多大な影響を及ぼした大問題プロジェクト(億円オーダの経済損失、納期遅延による事業機会損失、報道された障害発生)は単一原因で発生することは稀で、複数の要因が複雑に絡み合い、多数のプロジェクトのステークホルダーが関与しており、真の原因がなかなか見えずらい。
本研究部会では、元IPAプロジェクト見える化部会委員が収集した失敗事例集約二百件から抽出した大問題プロジェクト事例(百件以上)や部会委員間で共有される新たな事例を基に、大問題プロジェクトに関する深層の原因や予兆/再発防止方法に関する暗黙知の見える化、あるいは困難なプロジェクトを大成功に導く暗黙知の見える化について研究します。
2)ITプロジェクト見える化(パワーアップ版)研究部会 (主査: 長岡良蔵)
見える化のより広い普及や導入効果の一層の向上をめざし下記研究行います。
・新規開発プロジェクトに比べ、増え続けているシステム更改プロジェクトについては、近年トラブルが増加。会員の強い
熱意を踏まえ下記WGを追加、今後「移行の見える化」の研究を重視し、見える化成果の新たな出版も目指す。
移行WG (リーダ 礒川 昌弘(ITMI理事))
・移行の見える化など得られた研究成果については、PMBOKに対するIT分野固有部分のエクステンションとして海外も視野にPMIなどに提言します。
・ITプロジェクトをキツイ、帰れない。。。職場(3K、nK)ではなく、前向きで活力ある職場(nT:達成感ある楽しい職場、高い動機付け。。。)へ導くプロジェクトマネージャの暗黙知の見える化についても研究を追加(失敗事例集だけでなく成功事例集も加えノウハウを集約)
・前回出版後のプロジェクト環境変化(アジャイル適用拡大等)も取り入れた補強。
3)その他
本協会設立趣旨に沿う会員からの提案テーマの研究、IT産業実態の見える化に関する受託調査研究等もリソース等を勘案し検討する予定です。