ITMI WorkShop 活動状況 2017年下期

11月10日(金)午後に東陽町にて開催されたWorkShop模様をご紹介します。

香村理事長から開会挨拶。前回WorkShopより参加者が増えご満悦。

今回講演では会員の関心が高い「システム移行の勘所」について、前日本電子計算・上席執行役員の青木富夫氏が講演。

システム開発全体に占める稼働比率が大きい移行では、仕様書に書かれている通りに、長年稼働してきた現実のコンピュータが動いてくれないなどの難しさを具体的に解説。

青木さんが話された経験内容は大変な苦労であったことが良く覗えるが、話しはウイットに富み、聴講者も熱心に聞いていた。

続いて、上流工程の見える化について、当協会理事の西川廣氏が講演。

要件定義、発注側キーパーソンの特定など上流工程におけるプロマネの勘所について解説。

「移行」と「上流工程」という、特にリスクが「見えずらい」プロジェクトの講演は参加者にとって非常に感心が高いテーマのようでした。

「見える化」と成功・失敗事例の係わり方について、西川理事の司会で意見交換を開始。

若い頃は成功事例から学ぶことが多かったという意見もあれば。。。

プロジェクトは千差万別で、失敗事例の方なら、そのまま使えるが、成功事例は自分用にテーラリングすることが重要という意見も。

事例は成功でも失敗でも良いが、クラウドの移行となると、オンプレではなかった新たな問題が見えてくるとの指摘も寄せられた。

最近の情報サービス産業の傾向として、技術の継承がなく、若手は旬の技術には感心があるが、技術の積み重ねから遠ざかろうとしている傾向があるなど、活発な意見交換がされた。

WorkShop終了後の懇親会。活発な意見交換で乾いた喉を潤すこともできました。安くて気軽に飲めるお店を予約頂いた佐藤さんに感謝!